周年記念サイトとは?掲載コンテンツと事例を紹介
企業や商品の節目を祝う周年記念サイト。新たなビジネスチャンスの創出や企業ブランディングの強化など、企業成長の機会としても注目を集めています。
この記事では、「周年サイト」の制作・企画を担当する方に向けて、周年記念サイトのメリットや掲載すべきコンテンツ例、制作の流れ、具体的な事例を分かりやすく解説します。
目次
周年記念サイトとは?その役割と目的
周年記念サイトとは、創業・創立から10周年、50周年、100周年といった節目の年を記念して期間限定で制作・公開される特設Webサイトです。
これは、周年事業の「顔」として、これまでの感謝や記号の歴史、今後のビジョン、記念キャンペーンなどの情報を社内外のステークホルダーに発信するために重要な役割を果たします。
節目のタイミングは、世間やメディアの注目を集めやすく、企業や商品の認知度を一気に高める絶好の機会となります。この注目を最大限に活用し、企業価値を高めることが周年記念サイトの重要な目的です。
周年記念サイトを作るメリット
周年記念サイトを制作し活用することで、企業は多くのメリットを得られます。ここでは、主な目的とメリットを具体的に解説します。
・企業ブランドの強化と信頼性向上
・ステークホルダーとの関係強化
・採用・広報・マーケティングへの活用
企業ブランドの強化と信頼性向上
長く事業が継続しているという事実そのものが、企業としての安定性や信頼性の裏付けとなります。
周年を迎えたことを大々的にアピールすることで、既存顧客や取引先からの評価と安心感をさらに高めることができます。
さらに、周年記念サイト上でこれまでの歴史や企業理念、未来への展望などを体系的に発信することで、企業への理解を深めると同時に、自社ならではのブランドイメージを確立・強化することにつながります。
ステークホルダーとの関係強化
周年記念は、社員一人ひとりのこれまでの貢献に感謝を伝え、企業への愛着や働く意欲を高める絶好の機会です。社内に一体感を生み出すことで、モチベーション向上や企業への愛着心を高めることにつながります。
また、顧客や取引先、株主といった社外のステークホルダーへ感謝のメッセージを発信することで、より強固な信頼関係を築き、ロイヤリティを高めます。
周年イベントのようなリアルな場では伝えられる相手が限られますが、周年記念サイトであればより多くの人々へ広く情報や想いを届けることが可能です。
採用・広報・マーケティングへの活用
周年記念は、メディアやSNSで話題になりやすく、新たなユーザーとの接点づくりに非常に有効です。キャンペーンやイベント情報と連動させることで、集客やプロモーションの中核施策として機能します。
また、長く続いているということは企業の安定性や信頼性の裏付けとなるため、求職者に向けた強力なアピールポイントにもなります。
サイトで企業理念や社内の雰囲気、今後のビジョンを丁寧に発信することで、優秀な人材の獲得に大きく貢献します。さらに、プレスリリースと連動してサイト情報を発信することで、メディア露出の機会が増え、より効果的な企業PRを行うことができます。
周年記念サイトに掲載する主なコンテンツ例
周年記念サイトの成功は、訪問者の関心を引きつけ、伝えたいメッセージが響くコンテンツの質にかかっています。よく掲載され、高い効果を発揮するコンテンツ例を紹介します。
- 企業年表(会社の歴史・沿革)
- 代表のメッセージやインタビュー
- 未来のビジョン
- 記念事業やキャンペーン、イベントの案内
- 記念ロゴ・キャッチコピー
- 記念動画(ブランドムービー)
企業年表(会社の歴史・沿革)
これまでの歩みを分かりやすく伝え、企業の信頼性や継続性を訴求する定番のコンテンツです。
歴史が長い企業は、当時の社会情勢やエピソードを交えるとより訴求力が増します。反対に、歴史が浅い場合は今度の展望などを未来の年表として発信すると関心を引きやすくなるでしょう。
代表のメッセージやインタビュー
周年を迎えた感謝の言葉とともに、経営者の熱意やビジョンをダイレクトに伝えます。社員や取引先のインタビューも加えると、親近感が生まれます。
未来のビジョン
周年記念サイトはこれまでの歩みを振り返るだけでなく、これからの展望を伝える場でもあります。
未来のビジョンを発信することで成長や将来性のアピールにつながり、ステークホルダーの信頼感や期待感を高めることが可能です。さらに、それまで関わりのない新たな顧客との接点を生み出すことにもつながるでしょう。
記念事業やキャンペーン、イベントの案内
周年記念の一環として行われるキャンペーンやイベントは、周年記念サイトへの注目度を高める重要な施策です。キャンペーンやイベント内容の告知だけでなく、途中経過の発表や締め切りを複数回分けるといった工夫で、サイトへの継続的な再訪問を促します。
記念ロゴ・キャッチコピー
周年の象徴となる記念ロゴやキャッチコピーがあることで視覚的な訴求につながり、関心を引きやすくなります。周年事業の統一感と特別感を生み出せるので、周年のアピールとしても効果的です。
記念動画(ブランドムービー)
動画はテキストだけでは伝わりにくい熱量や雰囲気を、短時間でダイレクトに伝えられます。また、ショート動画もあわせて制作しておけば、SNSと連携でき拡散効果が期待できます。
周年記念サイトを制作する流れ
周年記念サイトは、通常のウェブサイト制作よりも綿密な計画が必要です。以下の流れで進めることで、スムーズかつ効果的なサイト制作が可能となります。
目的の明確化
周年記念サイトの制作に着手する前に、「なぜ作るのか」「誰に何を伝えたいのか」を明確にします。代表的な目的としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。
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企業認知度向上
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社員エンゲージメント向上
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採用応募数の増加
まずは、周年記念サイトの目的を明確にして共通認識としておくことで、以降の制作をスムーズに進めやすくなります。また、目的と合わせて具体的な数値目標(KPI)を設定しておくことで、公開後の効果測定と改善に役立ちます。
まずは、周年記念サイトの目的を明確にして共通認識としておくことで、以降の制作をスムーズに進めやすくなります。また、目的と合わせて具体的な数値目標(KPI)を設定しておくことで、公開後の効果測定と改善に役立ちます。
企画・コンセプト設計
サイトのコンセプトや掲載するコンテンツを企画します。サイトの目的に沿って、誰に何を伝えたいのか、そのために何が必要なのかを考えていきましょう。
サイト構成・デザイン決定
次に、サイトの構成やデザインを決めていきます。ユーザーが迷わず目的の情報にたどり着けるよう、分かりやすい構成と導線設計を意識することが大切です。
企業のコーポレートカラーやブランドイメージとの統一感を意識しつつ、コーポレートサイトとは差別化を図り、記念サイトならではの特別のあるデザインを目指しましょう。
コンテンツ制作とシステム構築
決定した構成とデザインに添って、テキスト・画像・動画などのコンテンツ制作と、Webシステムの構築を進めます。
周年記念サイトは多くの人の注目を集めやすい反面、デザインで印象が大きく左右されます。
「周年」という特別感を演出しつつ、企業や商品への良い印象を与えるためには、コンテンツやデザイン面での工夫が欠かせません。
社内にデザイン・制作リソースが不足している場合は、品質担保やスケジュール遵守のため、外部のプロフェッショナルへの委託を検討しましょう。
サイト公開
サイトが完成したら公開前に最終確認を行い、問題がなければ設定されたスケジュールに沿って公開します。
公開後もアクセス解析を行い、目標値に対して効果が出ているか測定・分析し、コンテンツの追加や改善を継続的に行いましょう。
プロモーション
周年を盛り上げ、周年記念サイトへの流入を増やすための施策も重要です。より多くの人にアプローチできるように、コーポレートサイトやSNSでの告知、プレスリリースなどのプロモーションも積極的に行っていきましょう。
周年記念サイトを成功させる6つのポイント
周年サイトは「ただ作れば良い」ものではなく、企画段階から運用までしっかり計画することが成功の鍵です。ここでは、実際に成果を上げている周年サイトに共通するポイントを、6つ紹介します。
早めに準備を始める
周年事業は、記念イベント、グッズ制作、社内プロジェクトなど、同時並行で多くのタスクが発生します。サイト制作も直前で慌てることのないよう、早い段階で取り組むようにしましょう。全体スケジュールを逆算しておくことで、制作の遅れや品質低下を防げます。
社内外の関係部署を巻き込む
広報・マーケティング・人事・IRなど、複数部署にまたがる情報を集約する必要があります。最初に担当者や決裁フローを明確化しておくと、内容のブレや修正の手戻りが少なくなり、スムーズに進行できます。
コンテンツの見せ方を工夫する
単なる文章や年表だけではなく、動画や写真、イラストなどビジュアル要素を盛り込みましょう。スマホ対応やSNS連携も意識することで、社外への拡散力が大きく高まります。
周年事業全体との統一感を意識する
記念ロゴ、キャッチコピー、リアルイベント、発行物など、すべての周年事業でサイトのコンセプトとデザインを統一します。バラバラな印象になると特別感が薄れ、伝えたいメッセージが分散してしまいます。
公開後のプロモーション計画を立てる
公開しただけでは閲覧数が伸びにくいため、SNS投稿やプレスリリース、メールマガジンなどを通じて告知する仕組みを事前に用意します。周年イベントやキャンペーンと同時に告知することで相乗効果が期待できます。
公開後の更新・運用も視野に入れる
周年サイトは公開して終わりではありません。公開後もイベント報告・お客様の声・メディア掲載情報などを追記することで鮮度を保つことができます。 必要に応じて記念グッズ販売や採用情報への導線を追加するなど、公開後の活用プランを設計しておきましょう。
また、サイト公開期間終了後、コンテンツをどのように活用するかも事前に計画しておきましょう。例えば、制作した企業年表やブランドムービーは、企業の採用ページやIR情報のコンテンツとして恒久的に活用できます。
周年記念サイトの事例
周年記念サイトのデザイン性やコンテンツは企業によってさまざまな工夫があります。ここでは、周年記念サイトの参考として、いくつかの企業の周年記念サイトを紹介します。
小学館
小学一年生の創刊100年を記念して制作されたサイトです。アニメーションを活用し、100年の歴史の重みが伝わるだけでなく、お祝い感やワクワク感のあるデザインとなっています。著名人のお祝いメッセージや100年分の表紙、付録コレクションといった親しみやすいコンテンツが充実しています。
https://sho1-100th.shogakukan.co.jp/
キユーピー
キユーピー株式会社の創業100周年を記念して制作されたサイトです。トップメッセージや100年の歩み、周年イベントや限定カフェなどの情報が掲載されています。シンプルなデザインながら、記念ロゴやキユーピーの世界観が表現されており、分かりやすいのが特徴です。また、サイト以外のイベントやキャンペーン情報を掲載しユーザーが周年を幅広く楽しめるようになっています。
https://www.kewpie.co.jp/100th/
ミキハウス
ベビー・キッズ用品で人気の高いミキハウスの50周年を記念するサイトです。子供用品を取り扱うことから周年記念サイトも優しく親しみやすいデザインとなっています。ミキハウスの周年記念サイトの特徴は、パートナー工場や職人のこだわりや想いを紹介する「ミキハウスのものづくり」というコンテンツです。消費者に対してこだわりを訴求できるだけなく、協力会社の姿勢を伝えることで協力会社との関係性の強化にもつながっています。
モスバーガー
モスバーガーの50周年を記念したサイトです。モスバーガーの歴史や新キャラクターの紹介、周年記念イベントの紹介などが掲載されています。手書きを思わせるあたたかさやなつかしさを感じるデザインは、モスバーガーの手間ひまかける姿勢や丁寧さを感じることができます。
kubell(旧chatwork)
ビジネスツールchatworkを提供しているkubell株式会社(chatwork)の10周年を記念するサイトです。導入社数や時事イベントを絡め視覚的な訴求力のある10年の歴史や対談・最新技術や商品の紹介などコンテンツが充実しているのが特徴です。コーポレートカラーを基調として視覚的なインパクトがありつつ、分かりやすいサイトとなっています。
https://lp.chatwork.com/10chatwork/
周年記念サイトを活用してビジネスチャンスを広げよう
周年記念サイトは、周年のお祝いを盛り上げるだけでなく、ステークホルダーとの関係強化やブランド価値の向上などさまざまなメリットがあります。
周年記念サイトを立ち上げるタイミングはそう多くはありません。せっかく周年を迎えるなら、これまでの歩みを振り返るだけでなく、今後の企業成長チャンスとして周年記念サイトを上手に活かしましょう。
ただし、周年記念サイトは周年事業との統一性や特別感など、コンテンツやデザインの工夫が重要になってきます。自社リソースだけで対応が難しい場合はプロの制作会社に相談することも視野に入れるとよいでしょう。
周年事業のプランづくりでお悩みの場合は
TOPPANクロレでは、目的や対象者、予算など、お客様のご要望に沿った周年事業の企画を提案いたします。周年サイトの制作のほか、社史・記念誌や記念品、デジタルアーカイブ、CI・周年ロゴなどの企画制作、記念式典やイベントの実施運営など、さまざまな支援をいたします。詳しくは以下のページからご確認ください。
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