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教科書的なECの公式をバグらせる
お祭りのようなライブコマースで
ゲームチェンジ!〜⼤⼭廣貴氏【後編】

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SHOPLINE Japan株式会社 代表取締役社⻑ ⼤⼭廣貴氏

EC

2024.11.25


デジタルマーケティングの賢者たち(9)⼤⼭廣貴氏【後編】

中国では毎年11月11日は「Singles' Day(独身の日)」。本来、独身者を祝福する日ですが、2009年にアリババがセールイベントを企画して以来、中国では1日で楽天の年間の売り上げを超えると言われるECの一大イベントデーとなっています。そして、ひときわお祭りムードを盛り上げるのが、ライブコマースの存在です。中国や台湾ではビジネスに欠かせないライブコマース、ソーシャルコマースですが、簡単に実現できる機能を、SHOPLINEはデフォルトで備えています。
(全2回の後編。前編はこちら

ソーシャルコマース、ライブコマースで広がる運用の幅

鈴木:私はいわゆる自社ECでライブコマースとか新しい売り方をしたいと思っています。ECの売上の公式と言われている「売上=訪問数×転換率×客単価」に則ると、施策の幅が決まってきてワクワクしない。突発的なことが起こらないんですよね。
一方、楽天市場だとスーパーセールとかイベントが結構あって、その時はやっぱりポンと伸びる。でもお祭り感を醸成しているのは楽天市場で、マーチャントさんが楽天市場の施策に如何にうまく乗るかという戦いに終始してしまいます。
自社ECでもSHOPLINEの新しい機能を使えば、公式に則った運用をしなくても、良いチャンスを作れるんじゃないかなと思っているんですよね。その方が運用する側も次はどんな楽しい企画で伸ばそうかと考えたりできる。

大山:楽天、ZOZOでも出店しているアパレルブランドの自社ECがSHOPLINEでオープンしました。ブランドオーナー自らがインフルエンサーで、彼女はフルに機能を使ってくれています。例えばインスタライブのコメント欄では、買い物以外に、オークションや抽選ができます。一点ものや傷物なども売れています。ライブコマース、ソーシャルコマースに関しては明らかに他のECプラットフォームとは違います。

キーワード自動かご追加機能

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鈴木:今までにやったことが無い運用ができると考えると、ワクワクします。

大山:SHOPLINEは多機能なので、先ほどのインフルエンサーさんも、あえて機能をフェーズ分けして、飽きられないように色んな施策をされています。ソーシャルコマース、ライブコマースも、抽選、オークション、クイズとか、さまざまな機能があるので、インスタのコメント欄を使って色々できます。実験的とも言えますが、良い点は費用が全くかからないことです。日本のライブコマースは寂しいなと感じているので、SHOPLINEを自由に使って楽しんで欲しい。

鈴木:肉や魚のオークションとか、競りをライブコマースでやるとかもできますね。

大山:はい。実際、それに近いことを始めているマーチャントさんもいらっしゃいます。

SHOPLINEで実現する新しい未来。日本のECにアジアの熱狂を生み出す

鈴木:決済システムについてはどんな感じですか。

大山:今、まさにそこに注力し、パートナーを増やしているところです。たとえば「コンビニ後払い」などの日本独特の決済方法は、日本法人を立ち上げた台湾のメンバーは知らなかったし、日本の企業は「会社として使わないといけない決済手段」などもあったりしますからね。いずれはすでに他の国で導入しているSHOPLINEペイメントも、日本で使えるようにしたいですが、まずは決裁手段を増やす方向で進めています。

鈴木:言語は何か国語まで対応しているのですか。

大山:基本的に全ての言語と通貨に対応しています。ボタン一つで言語と通貨が切り替わります。グレート・ファイアウォールを通過できるので、もちろん中国も対応しています。
ただ、グレート・ファイアウォールのロジックは中国政府しか分からないので、SHOPLINEのサイトでも無理な日もあります。 あと、LazadaとかShopeeとも在庫連携とか受注データの連携とかできるので、そういった点でお引き合いを頂くケースもありますね。

鈴木:ネクストエンジンを提供しているNEさんとも連携したとお聞きしました。私たちも非常に良く使用するサービスですので、SHOPLINEが日本の環境に合わせて徐々にローカライズしてくれることで、私たちのサービスとの連携が深まっていくと思います。 インバウンド対応やアジアを中心とした市場、ライブコマース、ソーシャルコマース、AIなど、SHOPLINEを使って、マーチャント自身がECの新しい施策を生み出していく未来も非常に楽しみです。
私たちもSHOPLINEさんとパートナーシップを結んで、しっかり学び、消費者の皆様に喜んでいただけるような新しい施策や運用方法を実現していきます。Webで日本のECにアジアの熱狂を生み出したいですね。

大山:はい。ぜひ盛り上げていきましょう。

鈴木:今日はありがとうございました。

TOPPANクロレのデジタルマーケティング支援サービス

TOPPANクロレでは、WebサイトやEC事業の構築・リニューアルも含めた幅広いデジタルマーケティング支援サービスを提供しています。お客様の課題や外部環境を踏まえた上で、企業(またはブランド)の強み・特長を、データに基づいて洞察、咀嚼/翻訳し、課題解決へ向けた戦略プランの設計から運用までをお手伝いしております。

TOPPANクロレが描くDX時代のマーケティング透視図のページでは、当社の「デジタルマーケティング支援サービス」の導入企業のご担当者様や、デジタルマーケティング界の識者の方々へのインタビューを通じて得られた「生の声」を掲載。ぜひお客様のマーケティング活動にお役立てください。

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