ポップアップストアとは?出店のメリットや場所選びのポイントを解説

2026/06/23 03:30:00
販売促進
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「新商品をリアルな場でアピールしたい」「ECサイトだけでなく、顧客とのリアルな接点が欲しい」

――そんなマーケティング・販促担当者の方に向けて、近年注目を集めているのが「ポップアップストア(期間限定店舗)」です。

デジタル全盛の時代だからこそ、リアルな「体験」の価値は見直されています。この記事では、ポップアップストアの概要や出店するメリット、注意点やその対策方法を分かりやすく解説します。

 

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目次

ポップアップストアとは?

 

ポップアップストア(Pop-up Store)とは、数日から数週間ほどの期間限定で開設される特設店舗のことです。
英語の「Pop-up」には、「突然現れる」「飛び出す」という意味があり、街中に突如として現れ、一定期間が過ぎるとすっと消えてしまうユニークな出店スタイルからこの名がつきました。日本では「ポップアップショップ」と呼ばれることもあります。

 

なぜ今、改めて注目されているのか?

 

ポップアップストアが注目される最大の理由は、「OMO(Online Merges with Offline:オンラインとオフラインの融合)」の加速です。EC市場が成熟し、Web広告の獲得単価(CPA)が高騰する現代において、ブランドの認知拡大やファンエンゲージメントを高めるためには、画面の中だけでなく「リアルな場での特別な体験」が不可欠となっています。ポップアップストアは、ECの利便性とリアルの体験価値を繋ぐ重要な架け橋として、多くの企業に注目されています。

 

ポップアップストアを出店する主な目的

 

ポップアップストアを展開する背景には、単に商品を売るだけではない、多様なマーケティング戦略が存在します。

  • ブランドの認知拡大と新規顧客の獲得

     

    これまでアプローチできなかったWeb以外の客層(ECを利用しない層や通りすがりの通行客)にブランドを知ってもらうきっかけになります。

     

  • ファンのエンゲージメント強化

     

    既存のEC会員やSNSフォロワーと直接コミュニケーションを取ることで、ブランドへの愛着やロイヤリティを高め、LTV向上へとつなげます。

     

  • テストマーケティングとデータ収集

     

    新商品の発売前にユーザーの生の声や反応を確かめたり、常設店を出店予定のエリアで「本当に需要があるか」を予測するためのテストとして活用できます。

 

ポップアップストアを出店する3つのメリット

 

常設展を構えるのとは異なる、期間限定のポップアップストアだからこそのメリットを3つ紹介します。

 

初期費用・固定費を抑えてリアル出店できる

 

常設展を構える際に発生する、高額な保証金や大規模な内装工事費用、毎月の固定家賃などの長期的なコストリスクを回避できます。ポップアップストアであれば、設備や什器が揃ったスペースを日単位・週単位の利用料で借りられるため、初期投資を大幅に抑えて低リスクで出店が可能です。

 

「今だけ」の限定感で話題化・SNS拡散を狙える

 

「期間限定」であるが故に話題性が高く、ニュースで取り上げられやすいため、TVやWebメディア、雑誌などのPR効果が期待できます。 また、「今だけ」というプレミアム感は、ユーザーの「今行かなければ損をする」という心理を刺激し、インフルエンサーの来場やSNSでの拡散を生み出しやすくなります。

 

Webでの購買行Webでの購買行動(ECサイトへの導線)を活性化できる

 

「ECサイトだけでは商品のサイズ感や質感が分からず、購入に踏み切れない」というユーザーに対し、店頭で実際に商品を「見て、触って、試して」もらうことで、購買への心理的ハードルを下げることができます。

さらに、その場で販売するだけでなく、店内に設置したQRコードなどからECサイトやアプリへ誘導する「ショールーミング形式」を取り入れる手法も効果的です。これにより、実店舗に大量の在庫を抱えるリスクや物流の手間を省きつつ、イベント終了後も継続してECサイトで購入してもらえるリピート効果が期待できます。

 

ポップアップストア出店の注意点

 

ポップアップストアには多くのメリットがある一方、デメリットもあります。出店における注意点とその対策方法を解説します。

 

短期集中でのリソース確保(人材・オペレーション)が必要

 

短期間でスタッフの採用・教育、シフト管理を行う必要があり、自社リソースだけでは当日の店舗運営や接客の質を担保するのが難しい場合があります。 企画から当日の運営・スタッフ派遣までをワンストップで任せられる外部のパートナー企業を活用することで、自社の負担を最小限に抑えつつ質の高い店舗運営が可能になります。

 

短期間での費用対効果(ROI)の算出が難しい

 

「売上」だけを成果指標(KPI)にしてしまうと、出店費用に対して赤字に見えることがあります。認知拡大やECへの送客効果など、中長期的なマーケティング成果を含めて評価するようにしましょう。 開催期間中にQRコードを用いたクーポン配布やSNSキャンペーンを組み合わせ、認知度やECへの送客数を可視化・計測できる仕組みを事前に設計しておくことが有効な対策となります。

 

天候やイベント周辺の競合状況に左右されやすい

 

実施期間が短い分、台風などの悪天候と重なると客足に大打撃を受けます。また、周辺で大規模イベントや競合の出店が重なると、話題やターゲット層を奪われてしまうリスクもあります。

まずは事前のリサーチが不可欠です。競合や大型イベントとの重複が分かった場合は、日程や場所をずらすのが最も確実なリスク回避となります。 変更が難しい場合や天候リスクに関しては、SNSでの事前告知を徹底した上で、「完全予約制にする」「ここでしか手に入らない限定ノベルティを用意する」など、悪天候や競合に負けない「独自の強い来店動機」を設計して対抗しましょう。

 

ポップアップストアの主な出店場所

 

目的やターゲット層に合わせて、最適な場所を選ぶことが成功への第一歩です。代表的な出店場所には以下のようなものがあります。

 

  • 商業施設(百貨店・ファッションビル)の催事スペース

    認知度が高く、もともと「買い物を目的とした一見客」が多く来店しているため、高い集客力が期待できます。施設の審査はありますが、信頼感やブランドのステータス向上にも繋がります。

  • レンタルスペース・路面店(ギャラリーなど)

    表参道や原宿、渋谷などに多い、1棟貸しやワンフロア貸しのレンタルスペースです。内装や外観をブランドの世界観に合わせて自由にカスタマイズできるため、独自性の高い「体験型イベント」に向いています。

  • 駅構内・イベントスペース(エキナカなど)

    主要駅の改札内や通路にあるポップアップスペースです。圧倒的な通行量があるため、通勤・通学客をターゲットとした日常的なアイテムや、お菓子・手土産などの衝動買いを誘う商品に最適です。

 

ポップアップストア出店の注意点

 

①明確な目的(KGI/KPT)を設定する

 

「今回の出店で何を達成したいのか」を明確にします。「売上(受注数)」を目指すのか、「認知拡大(SNSのフォロワー増やUGC数)」を目的にするのかによって、選ぶべき出店場所や店舗のデザイン、スタッフの接客スタイルは変わってきます。

 

②ターゲットに合わせた立地・スペースを選ぶ

 

ブランドの顧客層(ターゲット層)が普段どこを利用しているのかをリサーチします。ファミリー層なら郊外の大型商業施設、トレンドに敏感な若年層なら表参道や渋谷の路面レンタルスペースなど、ターゲットの属性や動線に合わせた場所選びが重要です。

 

③「リアルだからこその価値」の設計と「次の行動」への仕掛けを用意する

 

単に商品を並べて売るだけでは、ECの利便性に勝てません。「おしゃれな空間で写真が撮れる」「ここでしか手に入らない限定ノベルティがある」「実際に商品の手触りや香りを試せる」といった、リアルだからこそ得られる価値(体験)を設計しましょう。

それと同時に、来店してくれたお客様をそのまま帰すのではなく、店内のPOPや什器にQRコードを配置して「ECサイトへの会員登録」を促したり、「ハッシュタグをつけたSNS投稿」でプレゼントを渡すなど、イベント終了後もブランドと繋がり続けたくなる仕組みを丁寧に作っておくことが、中長期的な成果へとつながります。

 

ポップアップストアの成功事例

 

ポップアップストアにおいて「顧客にどんな体験を届けるか」の好事例として、TOPPANクロレがトータル支援した事例をご紹介します。

 

株式会社キシル様 ランドセルブランド「atara(アタラ)」のポップアップストア出店支援

 

インターネット通販を主軸としながらも、「一生に一度のランドセルだから、実際に背負って、色味や軽さを確かめたい」という親子の声に応えるため、全国で期間限定のポップアップストアを展開されている株式会社キシル様。 TOPPANクロレは、そのポップアップストアの運搬・設営業務全般をワンストップでサポートいたしました。詳しくは下記をご覧ください。

 

 

店舗販促・店頭SPの課題はTOPPANクロレへ

 

ポップアップストアは、ブランドと顧客の絆を深めるのに有効なマーケティング手法ですが、「コンセプト設計」「空間デザイン」「施工・設営」「集客プロモーション」など、準備内容は多岐にわたり、多くのリソースと専門ノウハウが必要となります。

TOPPANクロレでは、これまでに培った豊富なノウハウを活かし、ポップアップストアの企画・施工から、店頭販促(SPツール・POP・ディスプレイの制作)、デジタルを絡めたプロモーションまで、店舗支援ソリューションをワンストップでご提供いたします。「自社だけで運営できるか不安」「デジタルとリアルを組み合わせた、効果の高い店頭販促を行いたい」とお悩みの担当者様は、ぜひTOPPANクロレにご相談ください。

 

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