販促ツールとして注目されるデジタルサイネージとは

2018/02/19 00:00:00
販売促進
販促ツールとして注目されるデジタルサイネージとは | TOPPANクロレ

 

タッチパネル式の案内板、エレベーターの中にあるディスプレイ、通る人の動きに合わせて画面や音で反応する看板。これらはすべて、デジタルサイネージと呼ばれています。

 

私たちの身の回りに急速に広まるデジタルサイネージとは、一体どのようなツールなのでしょうか。視覚的効果の高さから注目されているデジタルサイネージを、販促活動に取り入れるメリットについて考えてみましょう。

  

目次

 

身近にあるデジタルサイネージ

 

ディスプレイのような電子的な表示機器を使って情報を発信するシステムを総称してデジタルサイネージと呼びます。設置場所やディスプレイのサイズは関係なく、街頭の大型ビジョンも、スーパーの棚に取り付けられて商品情報を映し出している小型ディスプレイもデジタルサイネージです。日本語では電子看板や電子掲示板と呼ばれることもあります。

 

デジタルサイネージには、楽しい仕掛けが含まれているものもあります。例えば、サイネージの前でジャンプをすることが合図になって写真を自動撮影するシステムは、イベントやショッピングモールのアトラクションとして盛り上がりそうです。ほかにも、デジタルサイネージの前で体を動かすと動きに連動して画面の中にカラフルなペイントができるシステムや、スマートフォンで撮影した画像を目の前のディスプレイの中に表示させることができるシステムなど、デジタルサイネージを使うことで、単に広告を見せるだけではなく、見ている人が体験できるプロモーション手法が次々と開発されています。

 

 

デジタルサイネージを販促に取り入れるメリット

 

デジタルサイネージを販促に生かす最も大きなメリットとは、思わず見てしまうところでしょう。エレベーターの中や電車の中、駅の構内にあるデジタルサイネージを、私たちは知らず知らずのうちに見つめています。人は何かが動いているところに目が向きやすくなるのです。

 

そして、WEBサイトのようにユーザーが選択したものだけを見るプル型メディアではなく、発信者主導でユーザーに情報を送るプッシュ型メディアであることもデジタルサイネージの利点です。今まで商品や企業に興味を持っていなかった人が、デジタルサイネージのプッシュ型の情報に触れることで興味を持ち、WEBサイトで情報を検索して購買活動につながるというように、認知を促すことができます。

 

また、コンテンツの変更が容易にできるという長所もあります。例えば朝と夜で別のコンテンツを流すことや、複数のデジタルサイネージのプロモーション内容を一度に変更することが可能になります。

 

 

デジタルサイネージの仕組み

 

デジタルサイネージの基本的な仕組みには、大きく2種類あります。

 

1.スタンドアローン型

 

動画や静止画などのデジタルコンテンツをディスプレイに接続した再生装置によって再生し、表示する方法です。比較的手軽に利用することができます。大まかな手順は以下の通りです。

 

1. コンテンツを制作する

2. コンテンツを記憶媒体(USBメモリーやSDカードなど)に保存する

3. 記憶媒体をディスプレイに接続する

4. コンテンツがディスプレイに表示される

 

2.ネットワーク配信型

 

インターネットや無線LANなどを使って、動画や静止画などのデジタルコンテンツをディスプレイに配信し表示する方法です。ネットワークにつなぐことで複数のデジタルサイネージを一度にコントロールできるようになります。大まかな手順は次の通りです。

 

1. コンテンツを制作する

2. コンテンツをサーバーへアップロードする

3. コンテンツをデジタルサイネージへ配信する(複数のサイネージに同時配信することも可能)

4. コンテンツがディスプレイに表示される

 

 

デジタルサイネージを導入するために必要なこと

 

デジタルサイネージは、目的によって、コンテンツの内容と設置場所を組み合わせて考える必要があります。例えば、実施中のイベントの認知を目的とする場合、駅や、百貨店などの入り口へ設置するのが効果的です。また、商品販売が目的であれば、売り場の棚やワゴンの近くなど、販促したい商品の近くに置くとよいでしょう。

 

上記をふまえて、導入の前には、次のようなことについて検討しなければなりません。

 

コンテンツ企画と設置場所の選定

コンテンツの制作および設置後の更新

最適なハードウェアとソフトウェア

設置場所の確保と設置工事

システムの保守メンテナンス

 

デジタルサイネージの導入は、始めてすぐに結果が出るようなものではなく、繰り返し効果検証をしながら利益に結びつくサイネージを作っていくプロジェクトです。そのため、事前コンサルティングやテスト導入、そして運用のサポートをしっかりと実施してくれるパートナーを選ぶことが大変重要となります。効果的なサイネージにするための企画力があり、導入に伴うリスク管理についても一緒に考えてくれる業者を探すといいでしょう。

 

まず大掛かりでないデジタルサイネージを始めたい場合には、ディスプレイとSDカードがあればできる簡単なデジタルサイネージや、スマートフォンで作成した手書き風POPをデジタル化してディスプレイに表示できるツールが、おすすめです。

 

 

効果的で楽しい販促を提供するデジタルサイネージ

 

映像や音を使った演出で注目を集められることがデジタルサイネージの強みです。なかでもAR(拡張現実)や動作を認識する機能を取り入れたインタラクティブなシステムは、販促活動を通して、参加した人に楽しさというポジティブな印象を残し、商品やサービスに対するイメージアップにつなげることができます。訴求力の高い販促ツールとして、デジタルサイネージは今後もますます増えていくことでしょう。最初は販促キャンペーンの呼び物として既成のシステムを利用するか、導入に負担の少ない小型ディスプレイといったものから始めるとよいかもしれません。

 

下記の記事では動画を使ったデジタルサイネージについて取り上げています。ぜひあわせてご覧ください。
デジタルサイネージの動画で効率的にアピールしよう

 

またTOPPANクロレでは、誰にでもわかりやすく印象に残る動画の企画・制作のほか、デジタルサイネージの機器や広告媒体の手配などもあわせて一括で支援しております。サイネージで利用するゲームなどのコンテンツ制作も対応可能です。今後の企業のマーケティング活動に欠かせない動画活用。当社のサービスの詳細は下記のページをご覧ください。

 

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