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インスタ広告とは?特徴や種類、出稿のフローを解説

インスタ広告とは?特徴や種類、出稿のフローを解説

幅広いユーザー層に人気のSNS「Instagram(インスタグラム)」を広告媒体として活用したいなら、まず、その特徴や広告フォーマットの種類、料金などの基本的な情報をしっかり押さえておきましょう。この記事では、そうした基本情報をお伝えするほか、実際の出稿の流れや効果検証の方法について解説します。

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目次

インスタ広告とは?

インスタ広告はInstagramのプラットフォームを活用して出稿する広告です。
Instagramは写真・動画の共有や配信ができるSNSで、日本でのアクティブユーザー数は3,300万人以上(※1)。総務省の調査によると、10~60代の日本人の42.3%が利用しています(※2)。InstagramはMeta社(2021年にFacebook社から社名を変更)が運営しており、Facebookとさまざまな形で連携しています。

※1:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破
※2:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

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Instagramを活用したマーケティングについての詳しい解説は下記でご覧いただけます。
インスタグラムマーケティングとは?成功に必要な施策や特徴

インスタ広告の特徴

それでは、インスタ広告の主な特徴を挙げてみましょう。

投稿を広告としてそのまま配信できる

Instagram内の投稿をそのまま広告として配信することができます。誰でも気軽に広告配信を始められます。

ビジュアル重視の業種に強い

Instagramでは印象的な絵柄、美しいビジュアルのコンテンツに注目が集まります。そのため、インスタ広告は、ファッションやコスメ、インテリアのようなビジュアルを重視する業種でよく使われています。
広告表現においても、スペックやデータといった論理的な訴求より、内容を直感的に伝えて情緒に訴える方法が向いています。

精度の高いターゲティング

インスタ広告は、Facebookと同じマーケティングプラットフォームで一括管理されるため、Facebook広告と同等の精度の高いターゲティングが可能です。
年齢や性別、居住エリアなどのデモグラフィック情報に加えて、興味・関心やSNS上の行動データをもとに配信先を絞ることができます。

豊富な広告フォーマット

Instagram広告には、フィードやストーリーズといった配信面が異なる複数の広告のほか、アンケート機能付きや、ECに適したInstagramショッピングといった豊富な広告フォーマットが用意されています。詳しくは次章で解説します。

世界中のInstagramユーザーに訴求できる

インスタ広告は世界中のInstagramユーザーにリーチできます。ビジュアルを使った訴求がメインになるため、言葉の違いによるハードルが比較的低い点も海外展開に向いています。

インスタ広告の種類

インスタ広告の主なフォーマットを紹介します。

画像広告/動画広告

画像広告例通常のフィード投稿をそのまま配信できる広告には、画像広告と動画広告があります。それぞれコンテンツの下に「詳しくはこちら」、「ショップを見る」といったリンクボタンを付けて、自社のアカウントやWebサイトに誘導することができます。

カルーセル広告

カルーセル広告例1つの広告について最大10点の画像や動画を表示できます。複数の商品を紹介したいときや、ひとつの商品のさまざまな特徴を紹介したいときに便利です。

コレクション広告

コレクション広告自社の商品をカタログのように並べて見せる広告です。画像の下に商品名や価格が表示できるので、ECサイトの広告としてよく利用されています。

発見タブ広告

発見タブ広告Instagramの虫メガネマークをタップすると見られる発見タブには、検索結果のほかに、ユーザーの好みや関心に合わせた画像や動画が掲載されます。
そのため、発見タブ広告では新しいコンテンツを積極的に探している人へのリーチが可能です。広告は、ユーザーが見たい投稿をタップしたあとに、画面をスクロールすると表示されます。

Instagramストーリーズ広告

ストーリーズ広告例ストーリーズは24時間で消える画像や短い動画が投稿できる機能です。コンテンツも広告もフルスクリーンで表示されるため、インパクトや臨場感を伝えられます。広告は、コンテンツをスワイプすると表示されます。
ストーリーズでは、アンケート付きの広告を配信することも可能です。

Instagramリール広告

リール広告リールは、15秒から30秒のショートムービーを投稿・共有する機能ですが、ストーリーズと違い、時間がたっても消えることはありません。広告は、動画をスワイプすることで表示されます。

Instagramショッピング広告

ショッピング広告例ECに特化した広告フォーマットです。投稿やストーリーズの写真に商品情報をタグ付けし、ユーザーをECサイトのページに直接誘導することができます。商品に関心を持ったユーザーを、広告費をかけずに集客できる機能として活用が進んでいます。

サンプル画像は全てmeta社公式サイトより

インスタ広告の課金方法

インスタ広告は、最低100円から出稿することが可能です。課金方法には次の4種類があり、広告の目的(キャンペーン)に合わせて自動で選択されます。

クリック課金(CPC)

広告がクリックされるごとに課金されます。費用の相場は1クリック当たり40~100円。販促キャンペーンやECサイトへの集客のように、クリックがコンバージョンに直結する広告に向いています。

インプレッション課金(CPM)

広告が1,000回表示されるごとに課金されます。費用の相場は1回の表示当たり0.5~1円。なるべく表示回数を増やして、認知度を高めたい場合に向いています。

動画視聴時間課金(CPV)

広告の動画が再生されるごとに課金されます。費用の相場は1再生当たり4~7円です。課金条件には、動画が「10秒再生されたら」「最後まで再生されたら」など数種類があります。

アプリインストール課金(CPI)

アプリのインストールを目的とした広告では、1インストールごとに課金されます。費用の相場は1件当たり100~150円です。

インスタ広告の出稿方法

インスタ広告の出稿や管理には、ビジネスアカウントを取得するとアクセスできる「広告マネージャ」が便利です。広告マネージャでは、広告の作成、配信目的の設定、広告費や掲載期間の管理、広告効果の測定などが簡単に行えます。スマートフォンを使って管理できる広告マネージャアプリも用意されています。
以下では、広告マネージャを使ったインスタ広告の一般的な出稿手順を紹介します。

出稿の手順

インスタ広告を出稿する際の大まかな手順は次のとおりです。

  1. Facebookでビジネスアカウントを取得し、Facebookページを作成する
  2. Instagramのアカウントをプロアカウントに変更して、Facebookアカウントとひも付ける
  3. 広告に使うクリエイティブ(画像やロゴ、動画など)を用意する
  4. 広告マネージャでキャンペーン(配信目的)を選択する
  5. 広告セット(誰に、どこで、いつまで、どのくらいの予算で)を設定する
  6. 広告クリエイティブを入稿する
  7. 広告の配信を開始する

インスタ広告の効果検証と見直し

広告の効果を高めるには、効果検証とその結果に基づく予算や配信設定の改善を継続的に行う必要があります。
インスタ広告では、広告出稿の直後から広告マネージャで状況の確認ができます。クリック数や表示回数、インプレッション単価などのデータがグラフで表示されるので、初心者でも簡単に広告の効果を見ることができます。
こうしたデータとコンバージョン、コストの推移を確認し、目標とする効果が出ていない場合は、予算配分や配信タイミング、ターゲット、クリエイティブ(画像、テキスト、レイアウト)などを修正しましょう。
データは毎日チェックして細かい調整を行います。さらに1週間ごとに、より幅広く施策を検討し、改善して、運用効率を上げていきましょう。広告マネージャのABテスト機能を活用すると、どんなクリエイティブに効果があるかが比較的早く分かります。
もし実際の数値と目標がかけ離れている場合には、目標自体に無理があるのかもしれません。過去の類似実績を見直すといった確認作業が必要です。

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広告の費用対効果を上げる方法に関する詳しい解説は下記でご覧いただけます。
適正な広告費用とは?Web広告の予算の求め方、費用対効果を高めるコツを解説

魅力がいっぱいのインスタ広告。クリエイティブを工夫して挑戦を

インスタ広告は、手ごろな費用で出稿から効果検証までが簡単にでき、精度の高いターゲティング、目的に合わせた多彩な広告フォーマットなど、魅力がいっぱいです。ただしInstagramは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」というミッションを掲げているように、インスタ広告でも、感情や情緒に訴える表現が求められます。インスタ広告に挑戦するときは、クリエイティブを工夫してユーザーの心にアピールしましょう。

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