Facebookに広告を出したいけれど、どこから手を付けていいか分からない。この記事では、そんなFacebook広告初心者のために、Facebook広告の基本的なやり方を分かりやすく解説します。
まずは、Facebook広告配信の基本的な流れを把握しましょう。詳細は次章から紹介していきます。
最初に行うのは、Facebook広告を出稿、管理するための土台の整備です。
Facebookを利用するには個人のアカウントが必要です。個人アカウントがないと、ビジネス用のFacebookページの開設やFacebookビジネスマネージャの利用ができません。
企業や団体が使用するアカウントを「Facebookページ」といい、無料で作成することができます。Facebookページには企業の基本情報やカバー写真を掲載したうえで、随時メッセージや情報を投稿します。
Facebookページを作成すると、そこを起点に簡単に広告の配信ができます。Facebookページの左メニューから「広告センター」に移動し、「広告の目的」や「支払方法」を設定し、Facebookのコンテンツを広告用に指定するだけです。
ただし広告センターでは、Facebook広告の特徴である詳細なターゲティングや、複数のFacebookページの管理ができません。
そこで次章から、より利便性の高いビジネスマネージャを使う方法を紹介します。
ビジネスマネージャは、Facebook上のマーケティング活動を統合して管理できるツールで、Facebookページや広告アカウントの管理、広告効果の分析などの機能が充実しています。
次に、ビジネスマネージャとFacebookページと連携させ、管理ができるようにします。
広告アカウントは、Facebookで広告を配信するために必要なアカウントです。
広告アカウントを作成すると、「広告マネージャ」が使えるようになります。
広告マネージャは、ビジネスマネージャのなかでも広告管理に特化した機能で、広告キャンペーンの作成、広告の管理、運用状況の確認などができます。
以上で、Facebook広告を出稿するための土台ができました。
いよいよ広告の設定に入ります。ビジネスマネージャから広告マネージャに入り、「キャンペーン」「広告セット」「広告」の順に設定していきます。
Facebook広告では、最初に広告を行う目的を設定します。この目的を設定する階層を「キャンペーン」と言います。目的は、「認知」「トラフィック」「エンゲージメント」「リード」「アプリの宣伝」「売上」のなかから、自社に合った項目を選択します。
広告セットでは、ターゲットや配置(掲載場所)、広告掲載期間、広告予算などを設定します。
次に広告を作成します。
まずは広告のフォーマットを決めます。フォーマットは広告の目的に合ったものが選択肢として提示されるので、そのなかから選びます。
次いで、画像、動画、テキスト、資料請求や購入を促すCTA(Call To Action=行動喚起)ボタンなどの広告素材を選択したり、入力したりします。
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Facebook広告の種類についての解説は下記でご覧いただけます
Facebookマーケティングとは?その特徴と主な手法を解説
支払い方法は複数の設定方法がありますが、ここでは広告マネージャで設定する手順を紹介します。
広告の設定が終わると、Facebookが広告ポリシーに基づいて審査を行います。審査はだいたい24時間以内に完了し、承認可否の通知メールが届きます。非承認の場合は理由を確認し、広告を修正して再提出します。
審査を通過するために注意したいポイントを紹介します。
Facebookの広告ポリシーには、31個の禁止コンテンツと15個の制限コンテンツがあります。広告に含まれていないかを確認しましょう。
※詳しい内容はFacebook広告ポリシーでご確認ください
Facebookでは、広告の画像内のテキストを画像面積の20%未満に抑えることを求めています。画像にテキストを載せる際は必ず面積を確認しましょう。
広告内でFacebookについて言及するときは、Meta社のブランドアセットに関するガイドラインに従う必要があります。例えば「Facebook」の「F」は大文字にするといったことが細かく指定されています。
土台ができれば、Facebook広告を配信するのは簡単です。土台作りは、似たような名前のアカウントやツールがあるため煩雑に思えます。しかし、内容を確認しながら一つひとつステップを踏んでいけば、設定自体は決して難しくありません。手順に従い、Facebookの広告ポリシーを守って、初めてのFacebook広告にチャレンジしましょう。
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