LINEのID連携とは?メリットや方法を解説

2022/04/01 00:00:00
SNS
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多くの人が日常的に使っているLINEを、ECサイトのマーケティングやCRM(顧客管理)に活用したいなら、LINE連携について知っておきましょう。自社の会員情報とLINEのアカウントを連携させることで、ユーザーに個別のメッセージをLINEで送ることができます。この記事では、ECサイトのLINE連携について、基本情報からメリット、活用施策、連携の方法までを解説します。

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目次

LINEのID連携とは

 

LINE連携とは、Webサイトの会員IDとLINEのアカウントとをひもづけることを言います。

IDを連携させると、ユーザーはLINEのアカウントを使ってWebサイトにログインできるようになります。これをLINEログインと言います。
LINEログインをしたユーザーが自社のLINE公式アカウントの「友だち」になっていれば、ECサイトはユーザーデータベースのなかから相手の会員情報や購買履歴を参照して、それらのデータをもとに相手に合ったメッセージをLINEで送ることが可能です。

 

LINE公式アカウントとは

 

LINE公式アカウントは、企業や店舗がLINE上に無料で作成できるビジネス用のアカウントです。「友だち」へのメッセージ配信やチャット、メッセージの自動応答設定、クーポン配信、抽選などができるほか、ポイントをためられるショップカードの機能もあります。
LINE公式アカウントでは、月に1,000通までのメッセージを無料で配信できます(それ以上は有料)。

 

LINEログインの利用者が増加中

 

LINEは国内のスマホ・ケータイ所有者のなかでの利用率が81.1%(※1)と、日本で最も使われているSNSです。

ユーザーの年齢層も幅広く、自社のECサイトのユーザーも利用している可能性が大きいと考えられます。
今、SNSや検索エンジンのアカウントを使ってログインする「ソーシャルログイン」を導入するWebサイトが増えています。

なかでもLINEログインの利用率は伸びており、ECサイトで最も実装されているソーシャルログインはLINEです。

そして、モバイルデバイス経由でソーシャルログインをするユーザーの6割以上がLINEのアカウントを使っています(※2)。

 

※1出典:https://www.moba-ken.jp/project/others/sns20210520.html
※2出典:https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/58291

 

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ソーシャルログインに関する詳しい解説は下記でご覧いただけます。
ソーシャルログインとは?ECサイトに導入する場合のメリット・デメリット

 

 

LINE連携のメリット

 

次にLINE連携がECサイトに与えるメリットを解説します。

 

メッセージを読んでもらいやすい

 

これまでECサイトからのお知らせには、主にメールが使われてきました。しかしメールは開封して読まれるまでの手順が多いうえ、ほかのDMに紛れてしまうこともあります。
一方、多くの人が頻繁に利用しているLINEであれば、企業が配信したメッセージにリアルタイムで気づきやすく、メールよりも気軽に目を通してもらえます。見落とされるリスクも低減できます。

 

LINEから商品購入までの動線がスムーズ

 

一度ECサイトにLINEログインをしたユーザーは、LINE経由の場合には次回以降の再ログインが不要です。

ECサイトから届いたLINEメッセージを読んで、欲しい商品があればリンクからECサイトに飛び、すぐに買い物を始められます。
IDやパスワード入力の手間をかけずにすむため、離脱防止やコンバージョン率の向上が期待できます。

 

ユーザー一人ひとりに合った情報を届けられる

 

前述のように、ユーザーの属性データやWebサイトの訪問履歴、商品の購入履歴などをもとにしたメッセージをLINEで送ることが可能になります。
相手の欲しい情報を、最適なタイミングでスマートフォンに届けられれば、LINE経由のコンバージョン率が上がります。

さらに“自分の好みを分かっていて、良い情報を送ってくれる”ECサイトとして、ユーザーから信頼され、愛着を持たれるようになるはずです。
LINEを通して、個々のユーザーと丁寧にコミュニケーションを取ることにより、ユーザーとの絆を強めることができるのです。

 

 

LINEを活用した施策

 

LINE連携によって、さまざまなCRMやマーケティングの施策が実現できます。いくつか例を挙げましょう。

 

プッシュ通知、メッセージ配信による施策

 

LINE公式アカウントを有効に活用するうえで、特に重要なツールがプッシュ通知です。プッシュ通知は利用中のスマートフォンの画面に新着情報として表示されるため、メッセージがすぐに目に入るという大きなメリットがあります。
しかし、配信数が多すぎたり、自分に関係のない通知ばかりが届いたりすると、ユーザーが不快に感じて、公式アカウントをブロックしてしまう可能性もあります。
LINE連携によって、ユーザーのデータに沿った情報を送ることができれば、次のような施策が有効に機能します。

 

  • ・セグメント配信 ユーザーの属性や興味関心といった情報をもとに配信先をセグメントしてメッセージを配信する。

  • ・トリガー通知 ユーザーの特定のアクションに基づいてメッセージを自動で送信する。

  • ・レコメンド配信 ユーザーの購買履歴や行動履歴をもとにおすすめの情報を配信する。

  • ・ステップメッセージ 会員登録や初回購入などの日付を起点に、5日後、1週間後とシナリオに沿って、段階的にメッセージを配信する。

 

チャットボットの利用

 

LINE公式アカウントではトーク画面で使えるチャットボット(対話型ボット)の導入が可能です。

チャットボットと会員情報を組み合わせると、やりとりがスムーズになりユーザーの利便性が上がります。

 

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チャットボットに関する詳しい解説は下記でご覧いただけます。
チャットボット(chatbot)とは?メリットや具体的な事例を紹介|TOSHO DIGITAL

 

カスタマーサポートでの活用

 

LINEでカスタマーサポートを行う企業も増えています。ユーザーがLINEで問い合わせをした場合には、本人確認のフローを省略できるうえ、注文状況や購入履歴の照会がスムーズになります。FAQや定型的なサポートにチャットボットを取り入れれば、ユーザーの待ち時間を減らすことも可能です。

 

 

LINE連携の方法

 

ECサイトの会員情報とLINEのIDを連携させるには、主に2つの方法があります。連携方法によるユーザーの手順の違いと、それぞれの特徴を紹介します。

 

LINEアプリのリッチメニューから行う

 

1つ目は、LINE公式アカウントのトーク画面に表示されるリッチメニューから、ユーザーが自分でID連携をする方法です。連携の手順は次のようになります。

 

  • ・リッチメニューにある「ID連携する」ボタンをタップ

  • ・LINE認可画面で権限の「許可」ボタンをタップ

  • ・ID連携用のログイン・会員登録画面に必要事項を入力

  • ・ログイン・会員登録と同時にID連携が完了

 

この方法では、ECサイトに手を加えずに、ユーザーにID連携をしてもらうことができます。ただし、ユーザー自身が会員IDとLINEのアカウントをつなげるための手続きをする必要があります。また、これはID連携のためだけの手順となるので、ECサイトへのログインには使えません。

さらに、自社の公式アカウントのリッチメニューからしか連携ができないため、既に友だちになっているユーザー以外にはID連携を促すことができません。

ID連携率を積極的に上げたい場合には適さない方法です。

 

ECサイトにLINEログインを実装する

 

もう1つは、ECサイトにLINEログインを実装してIDを連携する方法です。ユーザーは、ECサイトのログイン画面でLINEログインを選択、登録すると、公式アカウントに移動。「友だち追加」にチェックを入れると、ID連携が完了します。この場合のユーザーの手順は以下のとおりです。

 

  • ・ECサイトのログイン画面でLINEログインを選択、実行

  • ・LINE許可画面から「友だち追加」をチェック

  • ・LINEログインでID連携完了

  • ・自動友だち追加完了メッセージが届く

 

ユーザーは自分にとって利便性のあるLINEとのID連携の手続きを、ECサイト上で簡単に行うことができます。ECサイト側にとっては、新規顧客や既存顧客にID連携と友だち追加を促せる点が大きなメリットです。
Webサイトへの実装には、多くの場合、ECサイトプラットフォームのオプション機能や連携アプリを利用します。改修は必要ですが、実装することでメッセージのセグメント配信、チャットボットの利用などが可能になります。

 

 

LINE連携によって個々のユーザーに合ったサービスを提供し、顧客満足度向上につなげよう

 

LINE連携を行うことにより、セグメント配信やステップメッセージのような個々のユーザーに合わせた情報発信をLINEで行うことができるようになります。リアルタイム性が高いLINEならではの双方向コミュニケーションによって、きめの細かいカスタマーサポートも実現できます。多くの人が利用しているLINEを活用して、ECサイトの利便性を高めて、ユーザーとの関係性を深めていきましょう。

 

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