ローンチからわずか半年で4万人以上の会員登録を果たした「はせがわ公式アプリ」。今後、定期的に運用していくには、どうマネタイズしていくかが課題になります。
増田さんは、「このアプリでのマネタイズの方向性としては、LTV(ライフタイムバリュー)の最大化と口コミの促進を考えています。まず前者の一つは、ご供養する上で定期的に必要なもの、例えば、お線香やろうそく、お供え物などを手軽にご購入いただける仕組みです。また、はせがわには食品を扱う店舗(「田ノ実」)もあります。旬の食材を仏様にお供えするのもご供養の形のひとつなので、今後は田ノ実との連携も強化していきたいと考えています。
もう一つは、ご遺族のさまざまなお困りごとを解消するサービスです。例えば、遺品整理や相続の手続きなど、残された方がしなければいけないことは意外に多いものです。そこで、ご供養だけでなく、ご逝去後のお手伝いを包括的にさせていただくサービスの提供を当社は検討しています。
後者の口コミについては、アプリを通じてご満足いただいた会員様からご親戚や知人の方々へ“お仏壇やお墓は、はせがわさんにお願いするといいよ”、“はせがわさんは色々相談できて便利だよ”と広めていただくことです。
もちろん、LTVの最大化と口コミの促進どちらも短期的にレスポンスが得られるものではないので、アプリを介してお客様との関係をより強化しながら成果を一つずつ積み重ねていきたいと思っています。」と語ってくださいました。
アプリと連携した
はせがわは、2022年4月期からはじまる中期経営計画で「“売り切り型”からの脱却」と「手を合わせる機会の創造」というテーマを掲げ、お客様の心豊かな生活(ピースフルライフ)を支援する企業への進化を宣言しています。前述の遺品整理などのサービスは「はせがわピースフルライフ・サポート(*)」と名付けられており、専門知識に裏付けられた手厚いサービスメニューが用意されています。
(*)現在は一部地域のみで対応。2023年4月から全店で展開予定
「身近な方がご逝去されると、感情は一旦マイナスになってしまいます。ご供養にはマイナスになった感情を元に戻していくという側面もありますが、それだけでは以前の生活に戻れない。
デジタルでメンタルをサポートするという発想は、これまで店頭でご遺族の気持ちに寄り添ってこられたはせがわ様だからこそ取り組める施策です。Webサイトリニューアルからご支援してきたTOPPANクロレの鈴木は「Webサイトリニューアルプロジェクトチームの皆さんもそうでしたが、CRMプロジェクトの増田様も、山口様も、はせがわ店舗で店長を経験されてきて、店頭でお客様とつながってこられたご経験があります。
TOPPANクロレはShopifyでのWebサイト構築、サイトのCRM施策~アプリのコンテンツマーケティングに関わらせていただき、これからも、はせがわ様の新しいビジネスモデルをご支援していきたいと考えています。ありがとうございました。
TOPPANクロレでは、WebサイトやEC事業の構築・リニューアル、各種プロモーションも含めた幅広いデジタルマーケティング支援サービスを提供しています。お客様の課題や外部環境を踏まえた上で、企業(またはブランド)の強み・特長を、データに基づいて洞察、咀嚼/翻訳し、課題解決へ向けた戦略プランの設計から運用までをお手伝いしております。
D2C参入、自社EC構築にご興味のある方は、ぜひ以下のリンクをクリックしてご確認ください。
「TOPPANクロレが描くDX時代のマーケティング透視図」のページでは、当社の「デジタルマーケティング支援サービス」の導入企業のご担当者様や、デジタルマーケティング界の識者の方々へのインタビューを通じて得られた「生の声」を掲載。ぜひお客様のマーケティング活動にお役立てください。